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サトシ・ナカモト候補者の愛猫ミームコイン誕生 ビットコイン発明者の正体に注目集まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

レン・ササマン氏関連ミームコイン登場

サトシ・ナカモトの正体を突き止めると宣伝しているHBOドキュメンタリーが8日に公開されることを受けて、サトシ候補と考えられている人物の一人に関連したミームコインの取引が活発になっている。

トレーダーの一部は、サトシが初めて暗号資産(仮想通貨)ビットコインを発表したメーリングリストに寄稿していたレン・ササマン氏がサトシではないかと予測しているところだ。

ササマン氏は2011年に自殺したが、同氏が亡くなる2か月前に、サトシ・ナカモトは「私は(ビットコインへの取り組みから)他のことに移った」という最後のメッセージを投稿していた。

さらに、ササマン氏は米国人であったがイギリス英語を使用しており、これはサトシが使用していたイギリス英語と同様のものだったことや、ササマン氏の妻による昔のブログ投稿の内容などから、彼がサトシではないかという声は多い。

ササマン氏の妻だったメレディス・パターソン氏は、ビットコインのホワイトペーパーが発表される3か月前である2009年7月29日のブログで「攻撃者が宇宙のすべての計算能力を持っていたとしても破られない暗号システム、それがenochsmilesと私のお気に入りのテーマ」だと書いていた。

XユーザーのFrank氏は、enochsmilesとは、ササマン氏がいくつかのサイトで別名として使っていたものだと指摘した。

サトシがもしまだ生きていれば、その推定ビットコイン保有数は約110万枚だ。現在の評価額で約9.7兆円に相当する。ドキュメンタリーには、アダム・バック氏など過去にサトシと考えられていた人物らも出演している。

関連: ビットコイン発明者「サトシ・ナカモト」の正体に迫るHBOドキュメンタリー公開へ

飼い猫「サーシャ」モチーフのコインなど

サトシの正体について注目が集まる中、ソラナのブロックチェーン上で、ササマン氏が飼っていた猫「サーシャ」をモチーフにしたミームコイン「Bitcoin Cat(SASHA)」が作成された。

SASHAは、ソラナのミームコインプラットフォーム「Pump.fun」でローンチされてから数時間後に時価総額が2,500万ドル(約37億円)に急騰。しかしその後、時価総額は50%近く下落し、1,300万ドル(約19億円)になった。仮想通貨取引所MEXCグローバルなどに上場している。

ササマン氏の妻だったパターソン氏は、「もし私の猫に関するミームコインを送りたいと言うなら断らない」とXに投稿し、送付先ウォレットアドレスを公開した。しかし、それらのトークンを受け取った直後に売却したとみられる。SolScanによると、このウォレットはSASHA関連トークンで26,000ドル(385万円)以上の利益を得た。

SNSでは、もしレン・ササマン氏が本当にサトシ・ナカモトだった場合は、その猫のミームコインは値上がりするだろうと推測する声も聞かれる。

このSASHAトークンの他にも、ソラナやイーサリアム、ビットコインなどのネットワーク上で、ササマン氏に関連するミームコインが様々立ち上げられているところだ。

その一つとしてソラナとイーサリアム上で発行された「LEN」トークンは、この1週間で日和見的なトレーダーによって発行されたものだが、一時的に時価総額が数百万に達した後、その後反落した。

また、4か月以上前に発行されていた別のLENトークンは、先週価格が急騰し、7日の時点で時価総額が160万ドル(約2.4億円)を超えている。

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ミームコインとは

インターネット上で話題になることで人気を集めるコイン。代表的なものにイーロン・マスク氏がSNSで言及することで取引量が急増したドージコイン(DOGE)がある。2020年にドージコインを踏まえてリリースされたSHIBA INU(SHIB)も存在。

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