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米主要大手証券取引所ナスダック(Nasdaq)は13日、ナスダック100指数の年次再構成結果を発表した。12月23日の市場開始前に有効となる今回の変更では、マイクロストラテジー、パランティア・テクノロジーズ、アクソン・エンタープライズの3社が新たに指数に追加される。
ナスダック100指は、エヌビディアやアップル、アマゾンを含む非金融セクターの最大手100社で構成される重要な株価指数で、1985年1月に創設されて以来、約40年にわたり金融市場の重要な指標となっている。この指数は、オプション、先物、ファンドなどの金融商品のベンチマークとして機能している。
今回の再構成により、イルミナ、スーパーマイクロ・コンピューター、モデルナの3社が指数から除外される。特に注目されるのは、マイクロストラテジーの追加で、同社は約6兆円相当のビットコインを保有しており、株価がパッシブ投資から大きな影響を受けることが予想されている。
特にインベスコのQQQ上場投資信託(ETF)は、この指数に基づく最も有名な上場投資信託(ETF)の一つで、運用資産総額は45億円を超えている。業界アナリストは、少なくともQQQなどのETFによる20億ドル規模の株式購入を見込んでいる。
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ナスダック100指数のETFは総額85兆円以上の資産を運用しており、初めてビットコイン保有の企業が組み入れられたことで市場から高い注目を集めている。
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