Decentraland(MANA)の概要
Decentraland(ディセントラランド)とは、イーサリアムおよびポリゴン上に構築された、仮想現実空間である分散型メタバース・プラットフォームの筆頭格のひとつだ。
2015年にAri Meilich氏とEsteban Ordano氏の手により2Dプラットフォームとして誕生。その後、2020年に満を持して一般向けにリリースされ、瞬く間に世界最大規模のエコシステムを持つプロジェクトのひとつになった。
メタバースのプラットフォーム
ディセントラランドは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトで、ユーザーは土地区画・不動産・服や名前などをNFTとして購入することができる。
21年11月には、カリブ海の島国バルバドス(Barbados)がディセントラランドにバーチャル大使館を設立する計画が報じられた。
これまでにもディセントラランドでは、音楽・ファッションなどのエンタメ系のイベントが盛んに開催されている。例えばスペースX宇宙船の打ち上げ中継が行われたり、NFTアート分野としては「メタトーキョー」でバーチャルミュージアムが開設されたりして、ユーザーがコンテンツやアプリケーションを作成し、体験し、収益化することのできるブロックチェーンベースの分散型プラットフォームとなっている。
MANAトークン
ディセントラランド内で流通する通貨は「MANA」と呼ばれるトークンで、プラットフォーム内での売買などあらゆる取引で使用が可能。
また、同プラットフォームでは「Agora」という投票アプリケーションとMANAトークンを用い、ディセントラランドの将来的な方針がユーザーによるコミュニティ投票によって決められている。
21年12月時点で、MANAは1トークンあたり3.8ドル(430円)で取引され、時価総額は約70億ドル(約7,800億円)となっている。