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Binance上場で勢いを増すGala Gamesエコシステム概要

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

急拡大中のGALAエコシステム

ブロックチェーンゲームを開発・提供するGala Gamesは今月13日、発行する独自トークンのGALAが仮想通貨取引所の最大手であるBinance上場を果たした。

上場時、僅か30分足らずで過去最高値(ATH)を更新し、最大で150%近く上昇して話題となったが、本稿ではいま勢いに乗りつつあるGala Gamesの近況、および開発状況を見ていきたい。

関連:バイナンスにGalaトークン(GALA)が上場

GALAトークン、続々と新規上場

Gala Gamesが発行する独自仮想通貨である「Galaトークン(GALA)」は、今月に入りBinanceだけでなくHitBTC、Poloniex、OKExへと続々と上場している。これでGALAを購入できる仮想通貨取引所は全部で19ヶ所となった。

GALAトークンは、ゲーム内のアイテムを購入する際に使用するユーティリティー・トークンとしての役割を果たし、ノードを運営することで獲得が可能だ。

GALAの最大総供給量は350億トークンで、現在、約70億のGALAが流通している。17,123,286GALA(約1億7千万円)が日本時間17時ごろに毎日発行されており、このGALAの半分は後述する「Founder’s Node」の運営者に、そして半分はGala Gamesのコンサルタントに分配される。そして毎年7月にGALAの配布量が半減する仕組みをとっている。

今後リリース予定の大型タイトル

人気ゲームタイトルを手掛けた業界のベテランが揃う開発メンバー陣を有するGala Gamesでは、次なるリリースに向けた準備が着々と進行中だ。

「Spider Tanks」は、プレイヤーが「スパイダー・タンク」と呼ばれるメカを選び他のプレイヤーと戦う、多人数参加型のオンライン・バトルアリーナだ。

このゲームは現在ベータ版テスト中で、リリース時にはゲーム内収益メカニズム(Play to Earn:収益可能化)も実装する。2021年第4四半期の公開予定(無料)で、ゲーム内で使用されるNFTアイテムは、専用ストアで既に発売中となっている。

Gala Gamesでは来年以降、タワーディフェンスゲーム「Fortified」、ファンタジーRPGの「Mirandus」、銀河系を舞台にしたSF戦略ゲーム「Echoes of Empire」などの大型タイトルもリリースを控えており、積極的にラインナップの充実を図っている。

関連:人気ゲームタイトル開発メンバーが集う「Gala Games」の取り組み

アメコミ界のレジェンド、フランク・ミラーとNFT共同制作

Gala Gamesは今年4月、「フォートナイト」のキャラデザインなどで有名なゲーム製作スタジオConcept Art Houseとの提携を発表。NFTマーケットプレイス「Crypto Art House」の設立、そして両社による人材面などのプロジェクトベースでの協業を発表した。

5月には、「シンシティ」シリーズや「バットマン:ダークナイト・リターンズ」などのアメリカン・コミックの原作者、フランク・ミラー氏のNFTをConcept Art Houseとともに制作開始する旨を発表していた。

そして9月25日、「シン・シティ」30周年記念版として、フランク・ミラー、Concept Art House、Gala Labs共同制作の限定NFTが正式発売されることが発表。執筆時点(9月28日)では、特設サイト上で事前登録を受け付けており、最初のオークションは9月29日から開始される予定。

出典:Gala Games

盛り上がりを見せるコミュニティ

Gala Gamesによると、9月26日時点で、Discord上のコミュニティメンバー数は87,467人に達している。

9月の新規ユーザー数に関しては38,629人、上述のゲーム「Spider Tanks」のNFT販売数は9月だけで2,197個、またノードライセンスの販売数も9月は4,203個(限定5万ノードライセンスの内、これまで33,992が発売済)というデータも出ている。

またGala Gamesでは現在、様々なノード環境の構築に取り組んでいる。コミュニティメンバーはGalaネットワークをサポートする「Gala Node」を運営する見返りとして、GALAトークンやNFTなどの報酬を受けとることが可能だ。

ノードライセンス価格改定

限定5万ノードのライセンス販売価格は、100個のライセンスが販売されるごとに100米ドル上昇し、最終的に3.3万ドル(約360万円)となる予定だったが、21年10月1日から適用される改定価格が発表。今後は100個のライセンスごとに500米ドルの上昇に変更され、最終的にはノード一つあたり10万ドル(約1,100万円)となる見込みだ。

ノードとは

ノードとは、ブロックチェーンのネットワークに参加しているコンピューター機器を指す。

仮想通貨用語集

関連:NFT(非代替性トークン)を活用したソーシャルゲーム開発企業、Gala Gamesとは

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