はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

5万ドル台回復のビットコイン「トレンド転換」なるか SANDなどメタバース関連銘柄に資金流入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

24日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比+5.1%の585万円(51,110ドル)まで上昇した。

BTC/USD日足

第2関門のトレンドライン上抜けで勢い付いた。相関強める米株式市場のほか、ローソク足やMACDなどでも複数の買いシグナルが出ていた。

関連:ビットコイン土俵際で反転攻勢なるか、トレーダー感情指数は過去3ヶ月で最低レベルに(2021/12/21)

関連:ビットコイン第2関門で上昇一服、最高値更新MATICが続伸(2021/12/23)

ここ数週間は連れ安も多く見られたことから、年末年始の米株式市場の値動き次第になりそうではあるが、52,000ドルのレンジ上限(①)や53,000ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)を立て続けにブレイクできれば、目先の「トレンド転換」を判定可能な根拠は増えそうだ。

BTC/USD4時間足

また、オシレーター系のテクニカル指標であるフィッシャートランスフォーム(Fisher Transform)が偏差-2.0に達し、買いシグナルを示したことがわかった。価格をガウス正規分布に変換するもので、トレンド転換点の目星を付けるのに役立つ。

同指標が-2.0まで下がるのは18年12月以来、約3年ぶり。ビットコイン価格は、仮想通貨バブル崩壊からBCHハッシュ戦争の影響で、17年12月の1BTC=19,500ドルから1BTC=3,100ドル台まで大幅下落した末、大底を付けた。

BTC/USD3日足(BiFish Smooth&Divergence)

その前は、1BTC=2ドルで取引されていた2011年10月で、その後底打ち反転している。

デリバティブ(金融派生商品)市場では、投資家のセンチメント改善に伴い、先物市場のFundingRate(資金調達率)は回復傾向にある。 現在のところ、BinanceやByBitよりも、FTXとDeribitの方が積極的だ。

平均FundingRate(Arcane Research)

Arcane Researchの報告によると、OI(未決済建玉)も急回復している。暴落直後の12月5日に186,000BTCだったが、12月20日時点で226,000BTCまで増加した。

OIとFRの比較(Arcane Research)

ファンディングレートとは

暗号資産(仮想通貨)先物市場のポジション保有コストのこと。ポジションを保有し続ける限り掛かるコストを指しており、ファンディングレートの偏りは、すなわちポジションの偏りを示唆している。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

暗号資産投資会社CoinSharesの最高戦略責任者(CSO)であるMeltem Demirors氏は、12月上旬の大幅下落について、「BTC半減期後の4年周期サイクルへの意識、より高度な資産クラスになるに従ってマクロ市場との相関性が高まったこと(米株リスクオフ連動)、2022年に向けた機関投資家のポジション調整、及びポートフォリオのリバランスに伴う売り」などの影響を挙げた。

アルトコイン市場の動向

個別銘柄では、24日にかけてメタバース関連が再び高騰。

ディセントラランド(MANA)が前日比+15.4%、ザ・サンドボックス(SAND)が前日比+21.8%となったほか、国内にも上場するエンジンコイン(ENJ)が前日比+8.6%となるなどセクター全体で循環物色された。

NFT関連銘柄(Messari)

世界4大会計・コンサルティング会社の一つ、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が、NFTを利用したメタバース(仮想空間)ゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」のバーチャル土地(ランド)購入について、親会社Animoca Brandsが発表したことなどが材料視された。

関連:大手コンサルPwC、「The Sandbox」でランドを購入

α版のテスト期間がクローズされ、ローンチ前のβ版に向けた新しいフェーズが始動することになることからも思惑買いが入りやすい。

10月29日に米Facebookが社名を「Meta」に変更したことを皮切りに、ブロックチェーン業界でもメタバース関連プロダクトが動意付いている。

11月2日には、ソフトバンクグループの投資ファンドが、The Sandboxの9,300万ドル(約100億円)規模の資金調達を主導。11月23日には、スポーツブランド最大手アディダスとの提携を発表し、大きな反響を呼んだ。

関連:エイベックス松浦CEO、Twitterアイコンに高額NFT「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」掲載

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/01 日曜日
13:01
今週の主要仮想通貨材料まとめ レイヤー1銘柄の年初来上昇率・アバランチ大型テストネットなど
暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ 前週比の騰落率(11/24〜11/30) ビットコイン(BTC):$97,417ドル -1.9% イーサリアム(ETH):3,595ドル +9…
11:31
1400万円台で推移のビットコイン、この先は激しい上下の値動きに注意|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、1400万円台で推移する今週のビットコイン(BTC)相場を分析。10万ドルの壁を突破できれば、FOMOによって相場が走ると想定するも、CMEのビットコイン先物では7.8万ドル〜8万ドルの間に窓が開いている点にも言及した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|XRPやSOLOなどの価格高騰に高い関心
今週は、仮想通貨XRPやSOLOなどの価格高騰、ビットコイン売却観測に対するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長の対応、ビットコイン長期保有者の売却に関するニュースが最も関心を集めた。
11/30 土曜日
20:10
ビットコインは今後どうなる?2025年に向けた注目点、価格予測
ビットコインは2024年初から高騰して1400万円を突破し10万ドルに迫る。トランプ大統領の返り咲きと政権交代、ETF上場、FRBの金融緩和という3つの大きな変化を背景に、主要金融機関は2025年の価格予測を公開。機関投資家の参入と半減期後の需給動向から、今後の展望を徹底解説します。
13:35
米FRB利下げが仮想通貨・株式市場に与える影響は? バイナンスリサーチ分析
バイナンスリサーチが、FRBの利下げがビットコインなど仮想通貨や株式市場に与える影響を分析するレポートを発表した。
11:45
フランス高級デパートが仮想通貨決済を導入、バイナンスペイなどと提携
フランスの高級デパート「プランタン」は今週、欧州初の事例として仮想通貨決済を導入することを発表した。
10:50
ロシア、仮想通貨マイニングに課税制度を導入 プーチン大統領が法律に署名
ロシアで仮想通貨マイニング収益への課税を規定する法律が成立した。ロシアは国際取引での仮想通貨決済も限定的に解禁している。
10:10
承認間近か、リップルのステーブルコイン「RLUSD」 ニューヨークで
FOXビジネスの29日の報道によれば、米ニューヨーク州の金融規制当局が、リップル社の新しいステーブルコイン「RLUSD」を承認する可能性が高まっている。ニューヨーク州金融サービス局は、12月4日を目処にRLUSDを承認する見込みだという。
09:25
「今日のミームは明日のETFになる」ドージコイン現物ETFの実現可能性は? アナリストが見解
ドージコインは元々ジョークとして始まったが、現在では時価総額約620億ドルの第7位の仮想通貨に成長。アメリカの新政権の動きや仮想通貨規制の進展を背景に、ドージコインETF承認への期待が高まる中、ウォール街の反応や今後の展望を探る。
08:20
9.2億円で落札したバナナのアート、トロンのサン氏が試食
仮想通貨トロンの創設者であるジャスティン・サン氏が、ダクトテープで壁に貼り付けられたバナナという概念的なアート作品「コメディアン」を9.2億円で落札し、世界中から注目を集めた。
07:40
Hyperliquid、早期ユーザーにエアドロップ実施
L1ブロックチェーンやDEXを提供するHyperliquidは、仮想通貨HYPEのエアドロップを実施。Hyperliquidは公平な金融システムの構築を目指すプロジェクトである。
07:05
400回以上の死亡宣言を乗り越えたビットコイン、10万ドルに向かって反発
仮想通貨ビットコインは400回以上「死亡」宣告されながらも、驚くべき復活と成長を遂げている。単なる通貨や投資手段を超えた存在となり、従来の金融システムに挑戦する技術として認識されつつある。
06:30
仮想通貨XRP、17%以上の上昇 現物ETF実現とリップル裁判取り下げへの期待が背景
仮想通貨XRPが30日、2021年5月以来の高値を記録した。最近のXRPの価格続伸は、現物ETFの可能性と米証券取引委員会の今後の変化への期待に支えられている模様だ。
11/29 金曜日
18:00
メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換、便利機能を図解で簡単に
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:30
「ステーブルコインは最初のキラーアプリ」=スタンダード・チャータード銀レポート
英大手スタンダード・チャータード銀行は、Zodia Marketsと共同執筆したステーブルコインに関するレポートで、近年、仮想通貨取引以外の用途にステーブルコインが使用されるケースが顕著に増加しており、「仮想通貨初のキラーアプリ」となる可能性が高いと指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧