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Polkadot、DeFiのアグリゲーターがBSCから移行へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Polkadot上でDeFiのハブに

DeFi(分散型金融)プロジェクト「Dot.Finance」は4日、異なるブロックチェーンの相互運用を目指す「ポルカドット(DOT)」のネットワーク上へ、本格的に移行を始めたことを発表した。

Polkadotが本格稼働を開始したことに合わせ、バイナンススマートチェーン(BSC)からネットワークを段階的に移動。今後は本来の目的を達成するため、Polkadot上でDeFiのハブ(中心)になることを目指す。

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Dot.Financeは名称からも分かるように、もともとPolkadot上で稼働することを目的にしていた。参入障壁を下げ、幅広いユーザーにDeFiサービスを提供しようと、Polkadotが本格稼働するまではBSCにデプロイ(展開)されていたという。

Polkadotはネットワークにつながるための枠(スロット)を配分するための「パラチェーンオークション」を昨年11月から開始。最初の5回のオークションの勝者がすでにPolkadotに接続しており、本格稼働を開始したところだ。

パラチェーンとは

ポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。パラチェーンの枠は100と限定されているため、接続するブロックチェーンを選ぶオークションが行われている。

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Dot.Financeはパラチェーンオークションに参加していたわけではない。今後は、2回目のパラチェーンオークションで勝者となった「Moonbeam」と協業することで、Polkadotのネットワークでサービスを提供していく計画。Moonbeamは「Polkadot上のイーサリアム(ETH)」とも呼ばれるスマートコントラクトプラットフォームである。

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Dot.Financeとは

Dot.Financeは、ユーザーが様々なDeFiプロダクトで、資産のパフォーマンスや効率性を最大化できるように取り組んでいる。DeFiの参入障壁を下げることによってPolkadotの成長を促進するために開始されたプロジェクトだ。

公式ウェブサイトによると、現在の主なプロダクトは2つで、「暗号資産(仮想通貨)PINKのステーキング」と「イールド・アグリゲーター」。ステーキングはPINKを預けることで、報酬を得られるサービスである。

イールド・アグリゲーターは、イールドファーミングに関するサービス。イールドファーミングとは一般的に、DeFiで仮想通貨を預けて流動性を提供することによって利益を得ることを指す。

一方「アグリゲーター」という英単語は「収集する人・組織」や「情報収集サイト」といった意味を持つ。

ただ資産を所有するだけでも値上がり益は期待できるが、その資産を運用することで利益を増やすことができるのがイールドファーミング。ただ、利益を最大化するには市場や金利の変化等を常に追う必要がある。

Dot.Financeのイールド・アグリゲーターは、イールドファーミングの情報を収集し、安価な手数料で自動で利益を最大化することをサポートしてくれるサービス。まずは第一段階として、Polkadotの実験的ネットワーク「Kusama」にDot.Financeをローンチする計画だ。

その後はPolkadotでサービスを提供する以外に、取り扱う銘柄を増やしたり、分散型取引所(DEX)「SushiSwap」を統合したりする計画もあるという。

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