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ネクソンの「メイプルストーリー」、NFTゲーム構築にポリゴン採用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メイプルストーリーがポリゴン採用

大手ゲーム開発企業のネクソン(NEXON)は22日、暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(MATIC)のブロックチェーンを開発するPolygon Labsとパートナーシップを締結したことを発表した。

同社の人気ゲーム「メイプルストーリー」のブロックチェーン版を開発するために、ポリゴンの技術を採用。新たに開発されるゲームの名称は「メイプルストーリー・ユニバース」である。メイプルストーリー・ユニバースではNFT(非代替性トークン)として発行されるアイテムを収集できるようにするなどして、ゲームの経済圏を拡充するという。

ポリゴンとは

イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」、「Polygon Supernets」など複数のソリューションを開発している。

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メイプルストーリーは登録ユーザーが1.8億人いる、ネクソンの代表的なRPGゲーム。このゲームにブロックチェーンを導入するという構想は昨年発表されていた。今回は基盤のブロックチェーンに、ポリゴンを採用することが発表されている

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具体的に基盤に活用するのは、アプリ用のチェーンを構築するためのソリューション「Polygon Supernets」。開発者はPolygon Supernetsを活用することで、カスタマイズ可能で高パフォーマンスなチェーンを作ることができる。

メイプルストーリー・ユニバースのグループリーダーであるSun-young Hwang氏は今回の提携について、以下のコメントを寄せた。

Web3ゲームのトッププロトコルであるポリゴン上にメイプルストーリー・ユニバースを構築し、NFTエコシステムを拡大していくことを楽しみにしている。

今回の提携は、エコシステムを強化するための最高の選択だ。

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また、Polygon LabsのトップRyan Wyatt氏のコメントは以下の通り。

ネクソンがPolygon Supernetsを採用したことは、ブロックチェーンゲームの未来について、ゲーム業界への強いメッセージになる。

韓国は、Web3ゲームを一般の人々に普及させるために重要な市場だ。

ネクソンは1994年に韓国で創設。現在は本社を東京に構え、50タイトル超の様々なオンラインゲームを190カ国以上で配信している。

ゲーム業界でのユースケース

「Web3ゲームのトッププロトコル」と評価したHwang氏のコメントの通り、ポリゴンの技術はゲーム業界でも採用事例が増加。先月には、国内ゲーム大手スクウェア・エニックスのNFTコレクティブルアートプロジェクト「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」が、ゲームにポリゴンのブロックチェーンを採用することを発表した。

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ネクソンがポリゴンを選んだ理由は発表には細かく書かれていないが、スクエニは処理速度の速さと手数料の安さ、ユーザーの使いやすさ、持続可能性でポリゴンの導入を決めたという。

また今月20日にはポリゴンが、同じくイーサリアムのスケーリングソリューションを開発するImmutableと共に、ゲーム専用ネットワークを構築するプロジェクトを立ち上げたことが明らかになった。

ポリゴンのzkEVM技術とImmutableのWeb3ゲーム基盤を組み合わせ、イーサリアムのゲーム利用拡大を促進するためのスケーリングソリューション「Immutable zkEVM」を共同で構築するという。

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