はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン最高値を当てた著名アナリスト、3年後の強気予想は「今も有効」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

強気予想は健在

ストック・フロー比率(S2F)モデルを用いて、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)相場を分析する著名アナリストPlanB氏は、今後3年間で1BTCあたりの理論価格が28万8,000ドル(約3,160万円)となるという強気の予想を崩していない。

同氏はこの予想は「今でも有効」とツイート。ビットコイン価格が、S2Fの改訂バージョン「S2FX」モデルの予想ラインにタッチしない方が驚きだと述べた。

現時点のビットコイン価格は、同モデルの予想ラインより下方へ乖離している。しかし、PlanB氏は、このような偏差は、ビットコインの価格が暴騰した2013年や2017年にも見られたものであり、半減期後に見られる「慣性」に過ぎないとして、予想に対する自信を覗かせた。同氏は、前回(2020年)の半減期後のビットコインの理論価格は、1BTCあたり55,000ドル(約600万円)を突破すると予想していたが、今年2月にこの予想は実現した経緯がある。

S2Fモデル

ストック・フロー比率(S2F)は、「S2F=市場に存在する量(ストック)/年間生産量(フロー)」で計算され、貴金属(金や銀)などの希少性と価値を測るモデルとして利用される。

PlanB氏は、発行上限のあるビットコインの希少性が、金のような資産クラスと同様に、価格維持の根拠になると考え、約10年にわたるビットコインの相場データを用いて、希少性を定量化しビットコインの価値をモデル化することに成功した。

同氏のS2Fモデルでは、ビットコイン価格は今年の12月までに10万ドル(1,000万円強)に達すると予想しているが、これは2017年の価格軌道に沿った場合を想定している。

一方、ビットコイン相場が2013年の価格軌道に沿った場合を想定して、同氏は新たにS2FXモデルを提唱した。S2FXモデルの予測に従った場合、ビットコインは次の半減期である2024年までに、28万8,000ドルに達すると予想されている。

しかし、いかなる価格予想にも言えることだが、S2Fモデルは万全ではない。過去のBTC価格とS2Fの統計的傾向から理論価格を導き出している点に注意を払う必要がある。ビットコインの供給面のみを基盤にした予測であり、価格形成の基本である需要面を考慮に入れていないという批判があるのも確かだ。

関連:「仮想通貨ビットコインは21年に10万ドル」PlanBがストック・フロー比率分析

主要資産運用会社が仮想通貨市場に参入

仮想通貨の需要を促進するという面では、注目される動きもあった。米テキサス州に本拠を置き、運用資産額が16兆円を越える資産運用会社、ビクトリー・キャピタル社(Victory Capital)の仮想通貨市場参入だ。

先週、同社は米株式市場のナスダック、ならびに仮想通貨に特化した資産運用会社Hashdexと独占契約を結び、仮想通貨市場へ参入すると発表した。ナスダックとHashdexが共同開発した、複数のコインから構成される仮想通貨指数「ナスダック・クリプト・インデックス」(NCI)を基盤とした私募ファンドを立ち上げる予定だという。

現在、NCIの構成は次の通り。

  • ビットコイン(BTC):62.39%
  • イーサリアム(ETH):31.7%
  • ライトコイン (LTC):1.34%
  • チェーンリンク(LINK):1.25%
  • ビットコインキャッシュ (BCH):1.01%
  • ユニスワップ(UNI):0.9%
  • ステラ(XLM):0.75%
  • ファイルコイン(FIL):0.66%

さらに適格投資家向けに、ナスダックが提供するビットコインおよびイーサリアム価格指数に基づいた私募ファンドも提供予定とのことだ。

ビクトリー・キャピタル社は、「仮想通貨は、うまく分散されたポートフォリオの一部となり、発展が見込まれる資産クラス」であるとコメント。仮想通貨市場参入は、デジタル資産に対する機関投資家の関心が急速に高まっていることへの答えだとしている。

関連:ビットコイン高騰で週足反転シグナル、CMEのBTC「先物メジャーSQ」迫る中

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 木曜日
18:30
ソラナ(SOL)の買い方|投資メリット、リスク、最適な取引所選び
仮想通貨ソラナ(SOL)の基礎知識から購入方法、将来性まで解説。高速処理と低コストを強みに、DeFi・NFT分野で急成長中。2024年11月には史上最高値を更新し、ETF承認期待も高まる。初心者向けに取引所選びのポイントも紹介。
16:32
米政府によるトルネード・キャッシュへの制裁、米連邦控訴裁判所が地裁判決覆す
米第5巡回控訴裁判所は、米財務省の外国資産管理局が暗号仮想通貨ミキシングサービス「Tornado Cash(トルネード・キャッシュ)」へ科した制裁は違法であるとして、昨年8月の連邦地裁の判決を覆した。
13:50
「ビットコインバブル」をどう見るか クリプトアナリストが解説|WebX STUDIO
11月28日の仮想通貨朝ニュースでは、話題の「ビットコインバブル」について、CoinPost代表の各務氏と仮想NISHIが解説。企業の投資動向や各国の法整備状況など、現在の市場環境を様々な角度から考察します。
13:25
イーロン・マスク率いるDOGE省、株式市場に影響か 防衛・IT企業に迫る不透明感
イーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミー氏が率いるD.O.G.E(政府効率化局)が、米国の株式市場および仮想通貨相場に大きな影響を及ぼす可能性がある。
12:24
イーサリアム反発、ビットコインのパフォーマンスを上回る
暗号資産(仮想通貨)市場ではコインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインで、イーサリアム(ETH)が前日比+8.1%とビットコイン(BTC)の+3.7%をアウトパフォームした。大口投資家(クジラ)の動向では流入量は714,430ETHと4週間で最高を記録している。
11:30
2024年のレイヤー1系仮想通貨上昇率ランキング Mantraが7000%以上上昇=CoinGecko
CoinGeckoが2024年レイヤー1ブロックチェーンの上昇率ランキングを発表。Mantra、AIOZ、SUIが3位までにランクインしている。
10:45
「進撃の巨人」初のメタバース進出、The Sandboxでゲーム始動
人気漫画・アニメ「進撃の巨人」が、仮想通貨イーサリアム上のメタバースゲーム「The Sandbox」に新たなゲーム「Attack on Titan: Invasion」として登場した。
10:00
自民党デジタル社会推進本部、web3担当を新設
自民党デジタル社会推進本部にweb3担当のポジションを置くことを平デジタル相が明かした。このポジションには、web3PTの事務局長を務めた塩崎議員が就く予定である。
09:30
トランプ新政権のSEC委員長、ポール・アトキンス氏が有力候補か
米国トランプ次期政権のSEC委員長候補として仮想通貨に前向きなポール・アトキンス氏が最有力と伝えられる。CFTC委員長も検討が行われているところだ。
08:15
「SECはリップル社への提訴を取り下げる可能性」元CFTC委員長
米CFTCの元委員長のクリス・ジャンカルロ氏は、SECはリップル社への提訴を取り下げるだろうとの見方を示した。同氏は、次期トランプ政権下の仮想通貨政策に特化したポジションに関心を示している。
07:45
ビットワイズ、ビットコイン・ソラナ・XRP含む指数ETFを申請
米仮想通貨資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は27日、「Bitwise 10 Crypto Index Fund」のETF化についてSECへ申請書を提出した。
06:40
ビットコイン相場、14万ドルまで上昇の余地は? Cryptoquantがオンチェーン分析
仮想通貨ビットコインの価格が91,000ドルまでに調整されているにもかかわらず、様々な評価指標は、ビットコイン相場が依然としてサイクルの最終局面に至っていないとしている。
06:15
リップル社、ビットワイズのXRP上場投資商品へ投資
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズは欧州向けXRP上場投資商品(ETP)を改称し、リップル社が当該製品へ投資したことを発表した。
05:55
米上場企業SOSリミテッド、最大75億円相当のビットコインを購入へ
米NYSE上場のSOSリミテッドは2024年11月27日、最大5000万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入計画を発表した。
11/27 水曜日
17:02
Oasys、ゲーマー向けNFTマーケット『Bazaar』を公開
Oasysは、RaribleXと提携することによって新しいNFTマーケットプレイス「Bazaar」開設します。ゲーム特化型ブロックチェーンのエコシステム拡大を目指し、マルチチェーン対応のRarible APIを活用して、セキュアで信頼性の高いNFT取引環境を実現します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧