はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

テックビューロ、新生COMSAのサービス開始予定と「CMS:XYM」のエアドロップを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「新生COMSAサービス」ローンチへ

テックビューロ株式会社は25日、11月25日よCMS:XYMトークンのエアドロップをオプトイン形態で開始すること、及び「新生COMSA」のローンチを発表した。事実上の大型アップデートだと思われる。

新生COMSAでは、すでに発行されているコムサトークン「CMS:ETH」、「CMS:XEM」、「CMS:XYM」によるトークン3種の価値の最大化を目指すとしている。

COMSAとは

COMSAとは、テックビューロ社が開発した、実ビジネスにおけるブロックチェーン技術の導入を支援する「ICO総合プラットフォーム」。企業のICOによる資金調達と企業の持つ資産のトークン化技術、「mijin」による内部勘定技術をワンストップのソリューションとして提供する。

▶️仮想通貨用語集

同社代表の朝山貴生氏は2020年5月、今後も国内外においてブロックチェーン上のトークン発行支援を軸として、COMSA事業を継続することを発表していた。

暗号資産(仮想通貨)NEM(XEM)と新チェーンのシンボル(XYM)、プライベートブロックチェーン製品mijinを主軸とし、仮想通貨や電子記録移転権利にあたらない企業トークンの活用を視野に、事業方針への軌道修正を検討する方針を示している。

関連:仮想通貨シンボル(XYM)とは|初心者でもわかる重要ポイントと将来性

関連:テックビューロのCOMSAが新方針、次世代NEMやmijinなど活用の「トークン発行支援事業」について

CMS:XYMトークンのエアドロップについて

同社は今回の発表について、以下のように説明している。

2020年5月に発表したCOMSA新方針の発表から1年半経ちますが、テックビューロでは暗号資産取引所のライセンス返上を含めた膨大な整理作業を完遂し、新サービスを開始できる環境がようやく整いました。

それに合わせて、同発表の時点で明確に予見していたNFTの台頭など「誰にでもすぐに簡単にトークンが作れる時代」の到来を、弊社の手でさらにその敷居を下げることによって証明しようと考えています。

新生COMSAでは、第一弾プロジェクトとして、シンボルネットワーク上でのCMS:XYMトークンのエアドロップを実施するとした。

CMS:XYMトークンのエアドロップでは、オプトイン(事前同意)方式によってスナップショット(権利確定日時)時の保有CMS:XEM数と同数のCMS:XYMを、保有者が希望するシンボルアカウント宛に送付するという。

エアドロップのオプトインには、メッセージを付記してCMS:XEMが送信できるウォレットが必要だが、取引所内にCMS:XEMを保有している場合は、その保有者にCMS:XYMが配布されるかどうかは該当取引所の対応次第であると説明。CMS:XEMを取り扱っている取引所に対して、間接的なエアドロップへの対応を依頼していると明かした。

現状、CMS:XEMを取り扱っている国内取引所はZaifのみであることから、Zaifと交渉中であると見られる。Zaifの元々の運営元はテックビューロであったが、2018年9月に株式会社フィスコ仮想通貨取引所に事業譲渡され、2020年11月に商号が現在のものに変更された経緯がある。

関連:仮想通貨取引所Zaifとは|主な特徴と注目ポイントを解説

仮に取引所がエアドロップを代行しない方針を示した場合は、CMS:XYMを受け取ることができなくなるため、同社はスナップショット期日までに一旦同トークンを取引所外のメッセージ機能対応ウォレットに移してから、自身でオプトインを行うことを推奨している。

新生COMSAの内容

新生COMSAについては、「2022年にかけて、同サービス上で利用者が発行したトークンと各種CMSトークンとを合わせた全てにおける流動性と価値向上を目指す新たな流通サービス」であると説明。そこでは、SYMBOLに実装された新機能を活用し、決済などさまざまな用途で使用できる仮想通貨としてCMSトークンなどに順次対応するという。

また、新生COMSAでは、新たにエアドロップされるCMS:XYMも大きな役割を担うことになるとしている。

COMSA以降に暗号資産の世界へと足を踏み入れた皆様にも、新たにCOMSAホルダーとなることが将来的に有益となるであろうことを証明していくのが弊社の役割です。

そのためにも、既存の「CMS:ETH」と「CMS:XEM」だけではなく、エアドロップされる「CMS:XYM」についても、他の有益なアセットを対価として得るために使える暗号資産としてサービスの根幹に組み入れることによって、最小のアウトプットが最大のインプットにつながるという、まさにテックビューロのビジョンである「Manifest Your Minimum Into Your Maximum」を新生COMSAによって具現化して参ります。

ICO規制とCOMSAの動向

金融庁は、仮想通貨のハッキング事件や主要取引所への業務改善命令などが相次いだ年(2018年)の12月に公表した「仮想通貨交換業等に関する研究会」の報告書にて、ICO(イニシャルコインオファリング)の資金調達に関する法規制の方向性を示した。

報告書では、ICOとは「企業等がトークンと呼ばれるものを電子的に発行して、公衆から法定通貨や仮想通貨の調達を行う行為の総称」と説明されている。この報告書の内容を受け、2019年3月に資金決済法と金融商品取引法、金融商品販売法の改正案が閣議決定、同年5月には改正法案が国会で成立し、2020年5月に施行された。

改正法では、ICOによって発行されるトークンが仮想通貨に該当する場合は、資金決済法の規制対象となることが定められた。これを受け、朝山氏は上述の2020年5月の発表で「結果としてICOと事後活動におけるリスクが一層浮き彫りになった」と言及。相場操縦行為や風説の流布に関しては課徴金などの行政罰が定められておらず、それらに該当した場合には、金融商品取引法では最も重い制裁の類型に入る直接刑事罰を受けるリスクがあるという点を指摘していた。

このような経緯により、ローンチ当初の目標に掲げたCOMSAによるICOプロジェクトは滞っていたが、今回生まれ変わったプロジェクトのローンチの目処を発表できるようになったものと思われる。

関連:ビットコイン6万ドル割り込むも反発、3年半ぶりの朝山氏復帰でCMSやXYMが物色される

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 木曜日
16:32
米政府によるトルネード・キャッシュへの制裁、米連邦控訴裁判所が地裁判決覆す
米第5巡回控訴裁判所は、米財務省の外国資産管理局が暗号仮想通貨ミキシングサービス「Tornado Cash(トルネード・キャッシュ)」へ科した制裁は違法であるとして、昨年8月の連邦地裁の判決を覆した。
13:50
「ビットコインバブル」をどう見るか クリプトアナリストが解説|WebX STUDIO
11月28日の仮想通貨朝ニュースでは、話題の「ビットコインバブル」について、CoinPost代表の各務氏と仮想NISHIが解説。企業の投資動向や各国の法整備状況など、現在の市場環境を様々な角度から考察します。
13:25
イーロン・マスク率いるDOGE省、株式市場に影響か 防衛・IT企業に迫る不透明感
イーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミー氏が率いるD.O.G.E(政府効率化局)が、米国の株式市場および仮想通貨相場に大きな影響を及ぼす可能性がある。
12:24
イーサリアム反発、ビットコインのパフォーマンスを上回る
暗号資産(仮想通貨)市場ではコインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインで、イーサリアム(ETH)が前日比+8.1%とビットコイン(BTC)の+3.7%をアウトパフォームした。大口投資家(クジラ)の動向では流入量は714,430ETHと4週間で最高を記録している。
11:53
ソラナ(SOL)の買い方|投資メリット、リスク、最適な取引所選び
仮想通貨ソラナ(SOL)の基礎知識から購入方法、将来性まで解説。高速処理と低コストを強みに、DeFi・NFT分野で急成長中。2024年11月には史上最高値を更新し、ETF承認期待も高まる。初心者向けに取引所選びのポイントも紹介。
11:30
2024年のレイヤー1系仮想通貨上昇率ランキング Mantraが7000%以上上昇=CoinGecko
CoinGeckoが2024年レイヤー1ブロックチェーンの上昇率ランキングを発表。Mantra、AIOZ、SUIが3位までにランクインしている。
10:45
「進撃の巨人」初のメタバース進出、The Sandboxでゲーム始動
人気漫画・アニメ「進撃の巨人」が、仮想通貨イーサリアム上のメタバースゲーム「The Sandbox」に新たなゲーム「Attack on Titan: Invasion」として登場した。
10:00
自民党デジタル社会推進本部、web3担当を新設
自民党デジタル社会推進本部にweb3担当のポジションを置くことを平デジタル相が明かした。このポジションには、web3PTの事務局長を務めた塩崎議員が就く予定である。
09:30
トランプ新政権のSEC委員長、ポール・アトキンス氏が有力候補か
米国トランプ次期政権のSEC委員長候補として仮想通貨に前向きなポール・アトキンス氏が最有力と伝えられる。CFTC委員長も検討が行われているところだ。
08:15
「SECはリップル社への提訴を取り下げる可能性」元CFTC委員長
米CFTCの元委員長のクリス・ジャンカルロ氏は、SECはリップル社への提訴を取り下げるだろうとの見方を示した。同氏は、次期トランプ政権下の仮想通貨政策に特化したポジションに関心を示している。
07:45
ビットワイズ、ビットコイン・ソラナ・XRP含む指数ETFを申請
米仮想通貨資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は27日、「Bitwise 10 Crypto Index Fund」のETF化についてSECへ申請書を提出した。
06:40
ビットコイン相場、14万ドルまで上昇の余地は? Cryptoquantがオンチェーン分析
仮想通貨ビットコインの価格が91,000ドルまでに調整されているにもかかわらず、様々な評価指標は、ビットコイン相場が依然としてサイクルの最終局面に至っていないとしている。
06:15
リップル社、ビットワイズのXRP上場投資商品へ投資
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズは欧州向けXRP上場投資商品(ETP)を改称し、リップル社が当該製品へ投資したことを発表した。
05:55
米上場企業SOSリミテッド、最大75億円相当のビットコインを購入へ
米NYSE上場のSOSリミテッドは2024年11月27日、最大5000万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入計画を発表した。
11/27 水曜日
17:02
Oasys、ゲーマー向けNFTマーケット『Bazaar』を公開
Oasysは、RaribleXと提携することによって新しいNFTマーケットプレイス「Bazaar」開設します。ゲーム特化型ブロックチェーンのエコシステム拡大を目指し、マルチチェーン対応のRarible APIを活用して、セキュアで信頼性の高いNFT取引環境を実現します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧