はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

沈静化したビットコイン市場にクジラの影、メタバース・セクターの高騰止まらず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

25日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比+1.8%の万円(57,784ドル)と反発した。

BTC/USD日足

様子見基調が強まりつつある中、売り買い拮抗して方向感を欠いている印象は否めない。6万ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)が鬼門であるが、これをブレイクして上昇するようであれば、酔い醒しのように冷え込んだモメンタムを取り戻す可能性はある。

一方、このまま安値を更新した場合は、少なくとも1BTC=52,000〜53,000ドルまでのダウンサイドリスクは覚悟する必要があるほか、天井からの中・長期下落トレンドという悲観シナリオも考慮したい。

アナリストのTechDev(@TechDev_52)氏は、中・長期目線で強気を堅持する。

同氏の分析によれば、2013年と2017年強気相場では1.618でレジスタンスライン(上値抵抗線)に直面し、その後大幅上昇を再開したと指摘した。

出典:TechDev

フィボナッチ・リトレースメントの黄金比率は、1:1.618(0.618:1)。反発地点の1.272は√1.618に相当することから、今回も歴史的な相場サイクルを一つの(楽観)シナリオとして見込む。

ホエールウォッチ

BitInfoChartsによると、11月8日以降、1つのウォレットに6,863BTCが追加された。平均取得価格は約60,000ドル。

実に4億1100万ドルを買い増し、ウォレットには64億ドル(7,400億円)に相当する計113,968BTCを保有する。

オンチェーンデータ1(bitinfocharts)

dailyhodlによれば、これはバイナンスやBitfinexの暗号資産(仮想通貨)取引所のコールドウォレットを除くと、クジラ(大口保有者)の中でも最大になるという。

オンチェーンデータ2(bitinfocharts)

アルト市場と個別銘柄

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要アルトが調整局面にある中でも、トレンドど真ん中にあるメタバース(仮想空間)関連銘柄の物色が止まらない。

関連:イーサリアム最高値更新で約50万円に、フェイスブックの影響で「メタバース」銘柄に買い集まる

ザ・サンドボックス(SAND)が前日比+16%(前週比+64.3%、前月比+753%)の7.34ドルまで上昇。過去最高値を更新してCoinmarketcap(CMC)時価総額ランキング34位まで上昇したほか、GALAが前日比+24%(前週比+139%、前月比+508%)、ディセントラランド(MANA)も前日比+11.8%(前週比+27.7%、前月比+488%)といずれも高騰している。

そのほか、分散型ソーシャルゲームプラットフォームUFOゲーミング(UFO)が前週比+118%、分散型NFTのゲームスタジオIlluvium(ILV)も前週比+43%と、NFT及びメタバースプロジェクトの勢いは衰えるばかりか増すばかりで、企業との提携や資金調達などの材料も枚挙にいとまがない。

ただし足元では、メタバース(仮想空間)関連銘柄に対するボラティリティ(価格変動性)拡大が警戒される。高値掴みには注意したい。

暗号資産(仮想通貨)メタバース・セクターでディセントラランドと並ぶ筆頭格のサンドボックスは、スポーツブランド最大手アディダスとの提携を発表。用意されたランド(バーチャル土地)内にアディダスのデジタルロゴが刻印されたことも材料視された。今後、サンドボックスで使用可能なNFT化されたアディダスのデジタルグッズが販売される可能性もありそうだ。

21年11月2日には、ソフトバンクビジョンファンド主導で100億円規模の資金調達ラウンドを終えたばかり。20年3月には、The Sandbox開発会社にスクウェア・エニックスが出資したことも大きな反響を呼んだ。調達した資金は、クリエイターエコノミーの拡大、およびファッションや建築、バーチャルコンサートなどの仮想領域に充てていくという。

関連:ソフトバンク、メタバースNFTゲーム「The Sandbox」で100億円規模の資金調達主導か

なお、イーサリアム(ETH)に関しては、今夏のロンドン・ハードフォーク後の累計バーン数が100万ETHに達した。

関連:イーサリアム、総バーン量100万ETHの大台超える

大手分散型取引所のUniSwapやNFTマーケットOpenSeaがけん引する形で、焼却スピード(バーンレート)は分速8ETHを超えるなど、最初期の2倍以上に加速しており、市場供給量の減少とともに、需給面はますます良化する。

ultrasound.money

関連:わずか2年で30倍以上、仮想通貨イーサリアムが高騰する5つの理由

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 木曜日
18:30
ソラナ(SOL)の買い方|投資メリット、リスク、最適な取引所選び
仮想通貨ソラナ(SOL)の基礎知識から購入方法、将来性まで解説。高速処理と低コストを強みに、DeFi・NFT分野で急成長中。2024年11月には史上最高値を更新し、ETF承認期待も高まる。初心者向けに取引所選びのポイントも紹介。
16:32
米政府によるトルネード・キャッシュへの制裁、米連邦控訴裁判所が地裁判決覆す
米第5巡回控訴裁判所は、米財務省の外国資産管理局が暗号仮想通貨ミキシングサービス「Tornado Cash(トルネード・キャッシュ)」へ科した制裁は違法であるとして、昨年8月の連邦地裁の判決を覆した。
13:50
「ビットコインバブル」をどう見るか クリプトアナリストが解説|WebX STUDIO
11月28日の仮想通貨朝ニュースでは、話題の「ビットコインバブル」について、CoinPost代表の各務氏と仮想NISHIが解説。企業の投資動向や各国の法整備状況など、現在の市場環境を様々な角度から考察します。
13:25
イーロン・マスク率いるDOGE省、株式市場に影響か 防衛・IT企業に迫る不透明感
イーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミー氏が率いるD.O.G.E(政府効率化局)が、米国の株式市場および仮想通貨相場に大きな影響を及ぼす可能性がある。
12:24
イーサリアム反発、ビットコインのパフォーマンスを上回る
暗号資産(仮想通貨)市場ではコインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインで、イーサリアム(ETH)が前日比+8.1%とビットコイン(BTC)の+3.7%をアウトパフォームした。大口投資家(クジラ)の動向では流入量は714,430ETHと4週間で最高を記録している。
11:30
2024年のレイヤー1系仮想通貨上昇率ランキング Mantraが7000%以上上昇=CoinGecko
CoinGeckoが2024年レイヤー1ブロックチェーンの上昇率ランキングを発表。Mantra、AIOZ、SUIが3位までにランクインしている。
10:45
「進撃の巨人」初のメタバース進出、The Sandboxでゲーム始動
人気漫画・アニメ「進撃の巨人」が、仮想通貨イーサリアム上のメタバースゲーム「The Sandbox」に新たなゲーム「Attack on Titan: Invasion」として登場した。
10:00
自民党デジタル社会推進本部、web3担当を新設
自民党デジタル社会推進本部にweb3担当のポジションを置くことを平デジタル相が明かした。このポジションには、web3PTの事務局長を務めた塩崎議員が就く予定である。
09:30
トランプ新政権のSEC委員長、ポール・アトキンス氏が有力候補か
米国トランプ次期政権のSEC委員長候補として仮想通貨に前向きなポール・アトキンス氏が最有力と伝えられる。CFTC委員長も検討が行われているところだ。
08:15
「SECはリップル社への提訴を取り下げる可能性」元CFTC委員長
米CFTCの元委員長のクリス・ジャンカルロ氏は、SECはリップル社への提訴を取り下げるだろうとの見方を示した。同氏は、次期トランプ政権下の仮想通貨政策に特化したポジションに関心を示している。
07:45
ビットワイズ、ビットコイン・ソラナ・XRP含む指数ETFを申請
米仮想通貨資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は27日、「Bitwise 10 Crypto Index Fund」のETF化についてSECへ申請書を提出した。
06:40
ビットコイン相場、14万ドルまで上昇の余地は? Cryptoquantがオンチェーン分析
仮想通貨ビットコインの価格が91,000ドルまでに調整されているにもかかわらず、様々な評価指標は、ビットコイン相場が依然としてサイクルの最終局面に至っていないとしている。
06:15
リップル社、ビットワイズのXRP上場投資商品へ投資
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズは欧州向けXRP上場投資商品(ETP)を改称し、リップル社が当該製品へ投資したことを発表した。
05:55
米上場企業SOSリミテッド、最大75億円相当のビットコインを購入へ
米NYSE上場のSOSリミテッドは2024年11月27日、最大5000万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入計画を発表した。
11/27 水曜日
17:02
Oasys、ゲーマー向けNFTマーケット『Bazaar』を公開
Oasysは、RaribleXと提携することによって新しいNFTマーケットプレイス「Bazaar」開設します。ゲーム特化型ブロックチェーンのエコシステム拡大を目指し、マルチチェーン対応のRarible APIを活用して、セキュアで信頼性の高いNFT取引環境を実現します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧