ソラナの躍進
暗号資産取引業を営むGMOコインは15日、2024年1月の暗号資産(仮想通貨)取引ランキングを公表した。
GMOコインは、東証上場企業であるGMOフィナンシャルホールディングス傘下。GMOフィナンシャルはGMOインターネットグループの金融部門を担当している持株会社であり、証券取引業のほか、FX(外国為替)取引業、仮想通貨取引業などの金融関連事業を展開している。
顧客同士の売買が可能な「取引所(現物取引)」のランキングにおいて、ビットコイン(BTC)が首位を獲得。米国証券取引委員会(SEC)によるビットコイン現物ETFの初承認を受け、2024年1月11日には2021年11月以来の高値を記録した。さらに、2月15日には一時789万円を超え、円建ての最高値を更新した。
続く2位にはイーサリアム(ETH)、3位にはXRPが位置。イーサリアムには、3月13日にもメインネットで大規模アップグレードDencunが実施される見込み。レイヤー2スケーリングソリューションが使用するロールアップ技術の通信効率が大幅に向上する見込み、手数料低下に期待もかかる。
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その他、特に目を引くのは、ソラナ(SOL)とアスター(ASTR)の取引量の上昇である。SOLは前年5月の7位以下から躍進、ASTRは同じく7位に位置していた。SOLは2023年を通じて940%の価格上昇を遂げ、エアドロ、ミームコインブームを背景に新規アドレスと月間アクティブアドレスで新記録を樹立した。
ASTRは、イーサリアムのレイヤー2「AstarzkEVM」のメインネットローンチを2月下旬に控える中、日本企業による採用が加速している。
販売所ランキング
「販売所」ランキングにおいては、上位3銘柄に変動はないが、イーサリアム(ETH)のシェアが拡大し、ビットコイン(BTC)との差は11ポイントに縮小した。また、ソラナは12月の4位からワンランクアップした。
GMOコインでは、相場状況に応じた多彩なサービスを展開している。毎日または毎月、決められた金額の暗号資産を自動購入できる「つみたて暗号資産」、保有するだけで報酬を得られる「ステーキング」、保有暗号資産を貸し出して最大年率10%の貸借料を受け取る「貸暗号資産ベーシック」など、投資スタイルやリスク管理に合わせた選択肢を提供している。
口座開設は最短10分で完了し、ビットコイン(BTC)を含むすべての暗号資産取引をスムーズに行うことが可能だ。
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