はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

Sanctum(サンクタム)でソラナのステーキング利益最大化 INFトークンの活用法

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

Sanctum(サンクタム)とは?

Solana(ソラナ)ブロックチェーン上で展開するDeFi(分散型金融)プロトコル、「Sanctum(サンクタム)」についてご紹介します。

暗号資産ソラナ(SOL)にはステーキングという運用方法があり、年利5%~8%程の報酬が得られます。しかし、資金がロックされるため資金効率が低下するという課題があります。

Sanctumは、この問題を解決するプロジェクトです。ステーキングしたSOLとほぼ同価値の「LST(リキッド・ステーキング・トークン)」をユーザーに付与。LSTは売却や、流動性提供、借入の担保として利用したり、いつでも元のSOLを償還することもできます。

LSTは外部のDeFiサービスでの運用で収益を得られ、償還時にはSOLのステーキング報酬を得ることもできます。

LSTは以前からある仕組みですが、の特徴は、外部プロジェクト向けにLST発行機能を提供していること。LST市場を拡大し、Binance(バイナンス)などの大手取引所からも注目を集めています。

提携プロジェクトは、各ビジネスの収益の一部をLST保有者への利回りに上乗せします。投資家にとってSOLステーキングの選択肢が広がっています。

本記事では、Sanctumの詳細な特徴や独自トークン「CLOUD」、具体的な使用方法、そして将来の展望について解説していきます。

💡この記事でわかること
  1. Sanctum(サンクタム)とは?
  2. Sanctumの主なLST
  3. Sanctumの使い方
    1.国内取引所でソラナ(SOL)を購入
    2.国内取引所からソラナ(SOL)を出庫
    3. Phantom walletをSanctumに接続
    4.購入したSOLを用いて、LSTを発行
  4. LSTのバスケットトークン「INF」
  5. リスクに関する注意事項
  6. 独自トークン「CLOUD」
  7. Sanctum(サンクタム)の今後の展開

Sanctum(サンクタム)の概要

Sanctum(サンクタム)は、ソラナ(Solana/SOL)ブロックチェーン上で開発されたDeFiプロトコルです。2023年8月から、リキッドステーキングに特化したサービスの提供を開始しました。

Sanctumの主要機能は、提携プロジェクト向けのLST(リキッド・ステーキング・トークン)発行メカニズム。各LSTは独自の報酬プログラムを設定でき、ユーザー獲得競争を促進しています。

さらに、Sanctumは各LST間の流動性ソリューションも提供し、トークンの断片化による換金性低下を防いでいます。

これらのアプローチにより、2024年10月時点でSanctumで発行されるLSTは68種類に達し、TVL(預入総額)は9.47億ドル(約1400億円)に上っています。

出典:DeFillama

Sanctumの主なLST

Sanctumのアプリケーションでは、「LSTs」タブから多様なLSTを比較できます。これらのLSTの年利は約6%から19%と幅広く、ユーザーのニーズに応じた選択が可能です。以下では、特徴的な2つのLSTを紹介します:

1. bbSOL – 高金利を誇るLST

執筆時点で最高金利を提供しているのは、仮想通貨取引所Bybit初のLST「bbSOL」です。

  • 年利: 20.16%
  • 総ステーク: 339,241.05 SOL
  • 交換レート: 1 bbSOL ≈ 1.0218 SOL

bbSOLの高金利の源は、ステーク報酬(コンセンサス参加バリデータが獲得するMEV報酬と取引手数料)です。Sanctumプロトコルを利用した安全でセキュアなLSTとされています。

2. JupSOL – 高流動性のLST

JupSOLは、現時点でステークSOLの総量が最も多いLSTの一つです。

  • APY(年利): 7.88%
  • 総担保額: 3.23M SOL
  • 交換レート: 1 JupSOL ≈ 1.041 SOL

JupSOLはJupiterが運用するソラナのバリデーターに担保されたSOLの取り分を表します。Jupiterはスワップアグリゲーターとして、ソラナ経済圏でトップシェアを占めるプロトコルの一つ。さらに、ユーザーに対するステーキング手数料0%、高いAPYで資金を集めています。

Sanctumの使い方

それでは、投資家向けにソラナ(SOL)をSanctumに預けて、LSTを発行する手順を解説します。

  1. 国内の仮想通貨取引所でSOLを購入する
  2. 購入したSOLをPhantom walletへ出金
  3. Phantom walletをSanctumに接続
  4. 購入したSOLを用いて、LSTを発行

1.国内取引所でソラナ(SOL)を購入

ソラナ(SOL)は下記の国内取引所等で購入できます。

SBI VCトレード

大手上場企業SBIグループ傘下の安心・安全な取引所

OKJ

世界的な仮想通貨企業OK Groupの日本法人、迅速な出金で人気の取引所

特徴 SBI VCトレード OKJ
取扱い通貨数 24種類 42種類
手数料 最高水準 0.07%~0.02%*
出庫対応 出庫手数料無料 入出金は24時間365日即時対応
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ 販売所・取引所
公式

※ 取引量に応じて段階的に安くなるボリュームディスカウント方式

SOL情報 SBI VCトレード OKJ
ステーキング 可能
板取引 可能
最小取引単位 0.001 SOL(販売所) 0.01 SOL(販売所)
出庫手数料 無料 0.01~0.05 SOL
公式

関連:ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

2.国内取引所からソラナ(SOL)を出庫(SBI VCトレード)

次に、購入したSOLをウォレットに送金する手順を解説します。ここでは、SBIVCトレードを例示しますが、基本的な手順は各社とも似たものです。

注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 木曜日
16:32
米政府によるトルネード・キャッシュへの制裁、米連邦控訴裁判所が地裁判決覆す
米第5巡回控訴裁判所は、米財務省の外国資産管理局が暗号仮想通貨ミキシングサービス「Tornado Cash(トルネード・キャッシュ)」へ科した制裁は違法であるとして、昨年8月の連邦地裁の判決を覆した。
13:50
「ビットコインバブル」をどう見るか クリプトアナリストが解説|WebX STUDIO
11月28日の仮想通貨朝ニュースでは、話題の「ビットコインバブル」について、CoinPost代表の各務氏と仮想NISHIが解説。企業の投資動向や各国の法整備状況など、現在の市場環境を様々な角度から考察します。
13:25
イーロン・マスク率いるDOGE省、株式市場に影響か 防衛・IT企業に迫る不透明感
イーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミー氏が率いるD.O.G.E(政府効率化局)が、米国の株式市場および仮想通貨相場に大きな影響を及ぼす可能性がある。
12:24
イーサリアム反発、ビットコインのパフォーマンスを上回る
暗号資産(仮想通貨)市場ではコインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインで、イーサリアム(ETH)が前日比+8.1%とビットコイン(BTC)の+3.7%をアウトパフォームした。大口投資家(クジラ)の動向では流入量は714,430ETHと4週間で最高を記録している。
11:53
ソラナ(SOL)の買い方|投資メリット、リスク、最適な取引所選び
仮想通貨ソラナ(SOL)の基礎知識から購入方法、将来性まで解説。高速処理と低コストを強みに、DeFi・NFT分野で急成長中。2024年11月には史上最高値を更新し、ETF承認期待も高まる。初心者向けに取引所選びのポイントも紹介。
11:30
2024年のレイヤー1系仮想通貨上昇率ランキング Mantraが7000%以上上昇=CoinGecko
CoinGeckoが2024年レイヤー1ブロックチェーンの上昇率ランキングを発表。Mantra、AIOZ、SUIが3位までにランクインしている。
10:45
「進撃の巨人」初のメタバース進出、The Sandboxでゲーム始動
人気漫画・アニメ「進撃の巨人」が、仮想通貨イーサリアム上のメタバースゲーム「The Sandbox」に新たなゲーム「Attack on Titan: Invasion」として登場した。
10:00
自民党デジタル社会推進本部、web3担当を新設
自民党デジタル社会推進本部にweb3担当のポジションを置くことを平デジタル相が明かした。このポジションには、web3PTの事務局長を務めた塩崎議員が就く予定である。
09:30
トランプ新政権のSEC委員長、ポール・アトキンス氏が有力候補か
米国トランプ次期政権のSEC委員長候補として仮想通貨に前向きなポール・アトキンス氏が最有力と伝えられる。CFTC委員長も検討が行われているところだ。
08:15
「SECはリップル社への提訴を取り下げる可能性」元CFTC委員長
米CFTCの元委員長のクリス・ジャンカルロ氏は、SECはリップル社への提訴を取り下げるだろうとの見方を示した。同氏は、次期トランプ政権下の仮想通貨政策に特化したポジションに関心を示している。
07:45
ビットワイズ、ビットコイン・ソラナ・XRP含む指数ETFを申請
米仮想通貨資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は27日、「Bitwise 10 Crypto Index Fund」のETF化についてSECへ申請書を提出した。
06:40
ビットコイン相場、14万ドルまで上昇の余地は? Cryptoquantがオンチェーン分析
仮想通貨ビットコインの価格が91,000ドルまでに調整されているにもかかわらず、様々な評価指標は、ビットコイン相場が依然としてサイクルの最終局面に至っていないとしている。
06:15
リップル社、ビットワイズのXRP上場投資商品へ投資
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズは欧州向けXRP上場投資商品(ETP)を改称し、リップル社が当該製品へ投資したことを発表した。
05:55
米上場企業SOSリミテッド、最大75億円相当のビットコインを購入へ
米NYSE上場のSOSリミテッドは2024年11月27日、最大5000万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入計画を発表した。
11/27 水曜日
17:02
Oasys、ゲーマー向けNFTマーケット『Bazaar』を公開
Oasysは、RaribleXと提携することによって新しいNFTマーケットプレイス「Bazaar」開設します。ゲーム特化型ブロックチェーンのエコシステム拡大を目指し、マルチチェーン対応のRarible APIを活用して、セキュアで信頼性の高いNFT取引環境を実現します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧