Palette Chain、アプトスへ統合
Aptos FoundationとHashPaletteは28日、Palette ChainのAptosネットワークへの統合に関する新たな方針を発表した。最大の変更点は、当初予定されていたPLTトークンの12カ月ロックアップ期間の完全撤廃だ。
暗号資産(仮想通貨)PLTからAPTへの交換レートは1対0.00339139(当社調べ:10月28日時点のPLT価格4.28円、APT価格1,353.02円で計算すると、ほぼ同価値の交換)で、2024年11月下旬の開始を予定している。交換期間については、トークン保有者の税務上の影響を考慮し、短期での強制交換を行わない方針を示した。
この決定は、Aptos Labs、HashPalette、HashPortの3社による協議を経て決定された。
今回の発表には、ELFトークンのAptosネットワークへの移行も含まれており、詳細は後日公表される予定だ。これはPalette Chainエコシステム全体をAptosネットワークに統合する取り組みの一環とされる。
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APTの取扱い状況
ただし、PLTを取り扱う全ての国内仮想通貨取引所が現時点でAPTを取り扱っているわけではないため、Palette Chain終了に伴うトークンの移行の方法やスケジュールは、取引所ごとに一律とはならない可能性がある。
取引所 | PLT | APT | ELF |
---|---|---|---|
bitFlyer | ✓ | – | ✓ |
BitTrade | ✓ | ✓ | – |
OKJ | ✓ | ✓ | – |
コイントレード | ✓ | – | – |
バイナンスジャパン | – | ✓ | – |
SBI VCトレード | – | ✓ | – |
関連:取引所別の銘柄取扱い状況
このような取扱い状況から、一部のトークン保有者は取引所を跨いだ資産移動が必要となる可能性がある。HashPaletteは「交換手続きの詳細は各取引所と協議の上、トークン保有者に事前共有される」としている。
Aptos FoundationとHashPaletteは、移行をスムーズに進めるため、Aptosチームの主要メンバーも参加するコミュニティイベントの開催も予定している。
アプトスは米シリコンバレーを拠点とするレイヤー1ブロックチェーンで、高いスケーラビリティと安全性を特徴としている。
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