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ビットコイン、トランプ氏大統領就任前に10万ドル到達の可能性 米CNBC

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10万ドル到達と予想

5日に投開票された米大統領選で、暗号資産(仮想通貨)支持を表明していたドナルド・トランプ前大統領が勝利したことから、ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨銘柄と仮想通貨関連株が急伸している。

ビットコインは6日に市場最高値の7万6,243ドル(約1,178万円)に到達。マイクロストラテジーの株価は前日比で13.17%上昇し、コインベースの株価は31%の大幅な上昇を記録した。

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米CNBCは、「投資家が、第2次トランプ政権下では仮想通貨により友好的な環境になると賭けている」影響で、関連する資産クラスが急騰している状況を報道した。

トランプ氏は、業界企業に対し、厳しい執行措置を講じてきた米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長を解任する意向を示していることから、SECの執行対象となった米取引プラットフォーム、ロビンフッドの株価は17%上昇し、約2年ぶりの最高値となった。

また、同氏は米国のビットコイン・マイニング産業の保護を約束しており、マラソン、ライオット、ビットデジタルなどのマイニング企業の株価も軒並み14%以上上昇した。

さらに、トランプ氏がビットコインを国家戦略準備金に充てる方針を示したことも、ビットコインへの期待と信頼を高める要素となっている。

CNBCは今後の市場の見通しとして、複数のアナリストが、トランプ氏の大統領就任前にビットコインが10万ドル(約1,546万円)に達すると予想していると伝えた。

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仮想通貨は黄金時代へ

米仮想通貨運用企業Bitwise(ビットワイズ)のマット・ホーガン最高情報責任者(CIO)は6日、「トランプ氏の勝利で仮想通貨は黄金時代を迎えるだろう」との考えを示した。

ホーガン氏は、「仮想通貨は、実際には過去8年間、片腕、あるいは両腕を後手に縛られた状態で運営されてきた」と指摘。「SECからの激しい迫害や、多数の訴訟など、仮想通貨を主流から遠ざける規制の暗雲に直面してきた」と述べた。

しかし、同氏はトランプ新政権発足後の最初の100日間で、大きな政策変更が起きると予測。ステーブルコインに関する法律や市場の透明性を高める規制が整備され、機関投資家が仮想通貨を公正に評価できるようになると見ている。

継続する強気相場

ホーガン氏は、仮想通貨市場はトランプ氏が勝利する前から強気相場に突入していたと強調。特にビットコイン現物ETFへの230億ドル(約3.5兆円)に上る純資金流入など、機関投資家の仮想通貨への投資はすでに過去最高を記録したと指摘した。

同氏は、仮想通貨に強気となるに要素として、半減期によるビットコイン供給量の減少、確実に拡大する仮想通貨のユースケース、ブロックチェーン技術の進歩などに言及。さらに重要な要因として、米国政府が抱える財政赤字を挙げた。

米国政府の債務は現在、過去最高の36兆ドル(5,560兆円)に達しているが、100日ごとに1兆ドル(154兆円)のペースで増加しているという。ホーガン氏は新政権になってもこの傾向が続くと見ている。

昨夜の選挙前、私はすでに非常に強気だった。今、私はこれまでで最も強気だ。

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