仮想通貨を貸し出すことで収益を得る
暗号資産(仮想通貨)取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)は3日、投資家が保有する仮想通貨を貸し出すことで収益を得られる「定期貸しコイン」サービスを開始すると発表した。
第1弾としてビットコイン(BTC)を対象にした最大年利3.05%のサービスが始まる。申込受付は12月6日から開始する。
「貸しコイン」(レンディング)は、投資家が保有する仮想通貨を取引所経由で貸し出し、借り手からの利息収入を得る仕組みだ。市場価格の変動に左右されにくい収益機会として注目される(貸し出す仮想通貨自体の価値変動リスクは残る)。
同社は「定期貸しコイン」と「定期貸しコインプラス」の2種類を用意。標準的な「定期貸しコイン」は年利2.65%、早期終了の可能性がある代わりに高利回りを提供する「定期貸しコインプラス」は年利3.05%となる。
申込期間は12月6日15時から10日23時59分まで。最小0.001ビットコイン(約1.4万円相当)から参加可能で、貸出期間は最長182日。
1BTCを半年間貸し出した場合、約21万円相当(1BTC=1,400万円で計算)の利息収入を得られる計算だ。ただし、貸出期間中は対象となる仮想通貨の売却や送付ができず、途中解約も原則としてできない。
株式会社bitFlyerは、仮想通貨の販売所および取引所、レバレッジ取引(Crypto CFD)をコア事業として展開。2014年の創業以来、国内ビットコイン取引量8年連続No.1を達成している。
米国・欧州でも事業を展開するほか、独自ブロックチェーン「Miyabi」の開発や機関投資家向けカストディ事業も新たに展開予定だ。
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【2024年12月3日 22:00追記】
本記事のタイトルを「仮想通貨『定期預金』」から「仮想通貨『定期貸付』」に変更いたしました。より正確な表現とするための修正です。