ビットコイン価格予想に言及
米資産運用大手ブラックロックのラリー・フィンクCEOは23日、ブルームバーグのインタビューで、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の価格は50万ドル(約7,820万円)から70万ドル(約1億円)ぐらいまで上昇する可能性があると発言した。
同社は米国などでビットコインのETFも提供する企業。フィンク氏は価格予想に言及した後、これは宣伝ではないと即座に述べている。
同氏は今回のインタビューで、政府系ファンドの従業員と今週「ポートフォリオの2%をビットコインに配分すべきか、5%にすべきか」について話したと明かした。そして、誰もがこのような投資を行ったと仮定すると、最大70万ドルまでビットコインの価格が上昇する可能性があると発言している。
ブラックロックは先月12日に発表した報告書で、ポートフォリオの1%から2%をビットコインに配分することを推奨していた。
ビットコインの強み
フィンク氏は価格予想に言及する直前に、ビットコインの強みについても述べている。
自国通貨の価値低下、自国の経済や政治の安定性に不安を感じている人は、国家に依存しないビットコインを持つという手段もあると主張。また、ビットコインは株式や他の証券のヘッジ手段にもなりうると語っている。
フィンク氏は、ビットコインのこういった活用方法を強く信じていると話した。
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