ビットコインの反発で流出を堰き止められるか
米国で取引されるビットコイン現物型ETFが、過去3日間(19〜23日)で約12億ドル(約1,900億円)の資金流出を記録した。この流出は12月初めからの資金流入増をほぼ帳消しにする規模となり、注目を集めた。
19〜23日の間、ビットコインは約10%下落していた。
今回の3日間にわたる流出期間は、11月上旬の大統領選挙でドナルド・トランプ氏が再選を果たす直前(11月1日〜4日)以来の長さだ。当時はビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が当選確実を受け大きく上昇し、6日連続の流入増へと転じた。
SoSoValueのデータによると、米国市場で取引される12のビットコイン現物ETFは、過去3営業日で計11.8億ドルの流出を記録。12月16日(ビットコイン=10.2万ドル以上)には、これらのETFが過去最高の総資産額1,217億ドルを記録したが、23日時点では1,050億ドルにまで減少。ただし、この額は12月初めの1,039億ドルをわずかに上回る水準を維持している。
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一方、ビットコイン価格は12月24日火曜日夜より反発し、24時間で約6%の上昇を見せ、一時99,300ドルまで値上がりした。これにより、流出の流れが収束する可能性も示唆されている。
なお、イーサリアム(ETH)現物ETFに関しては、同じ3日間で合計で約500万ドルの流出が見られ、より堅調な推移を示した。
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