はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

12億円相当の仮想通貨TAOが流出か AIプロジェクト「Bittensor」、攻撃の詳細を公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨が盗難被害

AI(人工知能)関連プロジェクト「Bittensor」を運営するOpentensor財団(OTF)は4日、コミュニティの多くのメンバーが攻撃を受けたとして、詳細を公表した。

悪意のあるBittensorのソフトウェアをダウンロードしてしまい、特定の操作を行なったメンバーが被害を受けたと説明。今回被害にあったメンバーからは「coldkey」と呼ばれる鍵が流出したとしている。SNS上の分析によれば、合計で12億円相当(3万2,000TAO)のTAOトークンが盗まれた模様だ。

OTFは今回の発表で、Bittensorのブロックチェーンやコードには影響はないと強調。そして、Bittensorのプロトコルは安全だと説明している。あくまで、被害を受けたのは特定のメンバーだと強調した。

悪意のあるソフトウェアは、Bittensorの正式なソフトウェア(PyPi Package Manager version 6.12.2)のように偽装されてアップロードされていたという。このソフトウェアをダウンロードし、coldkeyを復号したユーザーが攻撃の対象となった。

Bittensorのcoldkeyとは、秘密鍵と公開鍵をセットにしたもの。TAOトークンの保管やリスクの高いトランザクションなどに使われている。

秘密鍵とは

その仮想通貨の所有者であることを証明するための暗号コード(文字列)のこと。銀行口座で例えると暗証番号に相当する。

▶️仮想通貨用語集

OTFは現在、仮想通貨取引所と連携して攻撃者の動きを追跡し、盗難されたトークンの回収に取り組んでいると説明した。

関連AI仮想通貨銘柄「TAO」、バイナンスに新規上場

攻撃の経緯

今回の攻撃が始まったのは、日本時間3日の早朝である。その後、約20分後にOTFが送金の異常さに気づき、対策を開始。ブロックチェーンのバリデータをセーフモードにし、全てのトランザクションを止め、調査を開始したと説明している。

今後については、コードのレビューが完了したら、段階的にブロックチェーンの稼働を開始するとした。そして、コミュニティに進捗状況を定期的に伝えるとも述べている。

他にも、ソフトウェアの確認を強化したり、定期監査の回数を増やすなどして、対策を行なっていくと説明した。

関連仮想通貨アルトコイン、次の投資先を示す7大テーマ

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 金曜日
13:45
米グレースケール、LDOとOPの投資信託を販売開始 価格大幅上昇
仮想通貨運用大手グレースケールはイーサリアム生態系の中核を担うトークンに特化した2つの新しい投資信託を立ち上げ、機関投資家および適格投資家に新たな投資機会を提供開始した。
13:20
2025年も強気相場継続か、シグナム銀行が仮想通貨市場を分析
シグナム銀行が2025年の仮想通貨市場を展望。ビットコインETFの流入や米国経済の成長などが追い風になり強気相場が続くと予測している。
10:10
ウクライナ、仮想通貨への18%課税など定める法案 2025年成立目指す
ウクライナ議会が仮想通貨課税法案を審議中だと伝えられる。2025年初頭の成立を目指す。同国は仮想通貨の草の根使用で世界6位だ。
09:05
ビットコイン、一時史上最高値を伺うも金利上昇で反落 仮想通貨アナリストが相場分析|仮想NISHI
仮想通貨市場ではビットコインが13日未明に一時10万2千ドルを上回り、史上最高値(10万4千ドル)を意識する展開となった。
08:40
アバランチ、380億円調達 仮想通貨AVAXロックアップ販売で
Avalanche(アバランチ)は、Galaxy Digital、Dragonfly、ParaFi Capitalを中心に総額2億5000万ドルの仮想通貨ロックトークン販売を実施した。
07:55
中国、仮想通貨投資緩和の兆しか アリペイにビットコインETFの関連広告
中国本土のAlipayユーザーが、現物ビットコインETFを推奨する広告をホームページ上で発見し閉鎖的な中国の仮想通貨市場に新たな変化の兆しが見られた。
07:15
トランプ氏支援のワールド・リバティ、DeFi銘柄LINKとAAVEを大量購入 価格高騰
トランプ次期大統領の一家が推進する仮想通貨DeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」は12日、DeFi銘柄に大規模な投資を行い、注目を集めた。
06:35
米テキサス議員、戦略的ビットコイン準備金法案を提出
テキサス州のジョヴァンニ・カプリリオーネ下院議員が12日、戦略的仮想通貨ビットコイン準備金の設立に向けた法案を提出した。テキサス州議会に提出された法案はビットコインの重要性を定義する画期的な提案となる。
06:15
トランプ次期大統領、米国を仮想通貨リーダーにする意欲を再強調
トランプ次期大統領が12日、アメリカの仮想通貨産業における世界的リーダーシップを確保するため、戦略的なビットコイン準備金の創設が必要であることを再び強調した。
05:50
ブラックロック、最大2%のビットコイン投資配分を推奨
世界最大の資産運用会社であるブラックロックは12日に発表した報告書で、投資家のポートフォリオの1〜2%を仮想通貨ビットコインに配分することを推奨した。
12/12 木曜日
20:00
ソラナのリキッドステーキングとは?JitoやバイナンスSOLなど注目動向
ソラナのリキッドステーキングについて、仕組みから始め方まで徹底解説。年利5-8%の報酬に加え、DeFiでの追加収益も期待できる新しい資産運用方法を、初心者にもわかりやすく解説します。2024年12月時点の最新情報とリスクも網羅。
19:06
自民党、新体制「web3ワーキンググループ」始動
自民党デジタル本部が「web3ワーキンググループ」を新設し、暗号資産(仮想通貨)に関する制度および税制の見直しに向けた議論を本格化させる。平将明デジタル大臣は国会答弁で、先日の石破総理の答弁を補足する形で税制改正について説明した。
18:00
JR東日本、Suicaデータ活用のブロックチェーンアプリ「JRE WALLET」発表
JR東日本が世界5億人規模のメタバースZEPETOなど8社と提携し、Suicaデータを活用した新プラットフォーム「JRE WALLET」を2025年1月に開始。ブロックチェーン技術を基盤に、移動データと連動したデジタル報酬など、新たな顧客体験を提供へ。
17:45
バイナンス、3種類の仮想通貨取引ペアを12月13日に取扱い中止
大手仮想通貨取引所バイナンスが、DCR/BTC、PEPE/TUSD、ZEN/ETHの3通貨ペアの取扱いを12月13日に中止。各トークンの上場廃止ではなく特定取引ペアのみが対象。流動性向上を目的とした定期的な見直しの一環。
16:00
「日本は仮想通貨イノベーションの重要な市場」量子耐性のL1ブロックチェーン「Diamante」創設者に独自インタビュー
次世代ハイブリッドL1ブロックチェーン、Diamanteの創設者へCoinPostが独自インタビューを行った。同社は日本を重要市場と位置付けており、日本企業やブロックチェーン協会と協議を進めると同時に、コラボレーションにも力を入れている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧