カナダで先に実現か
カナダの大手資産運用会社Purpose Investments Inc.は30日、XRP(XRP)に特化した上場投資信託(ETF)の設立を目指し、カナダの証券規制当局に予備目論見書を提出した。同社は2021年に世界初のビットコイン現物ETFとイーサリアム現物ETFを立ち上げ、仮想通貨分野での先駆的な地位をさらに強化する構えだ。
新設される「Purpose Ripple ETF」は、運用資産全体をXRPの長期保有に充て、ETF保有者に長期的な資本増価の機会を提供することを目指す。欧州では既にXRPのETP(上場投資商品)が提供されているが、同社は世界初のXRP現物ETFの提供を狙う。
Purpose InvestmentsのSom Seif創業者兼CEOは、「当社は伝統的金融と分散型金融の架け橋となるべく、イノベーションへのコミットメントを維持している。XRPの採用と機関投資家の関心が高まる中、ETFを通じて規制された枠組み内で透明性の高いアクセス方法を投資家に提供できる」と述べた。
米国でもGrayscale、Bitwise、Canary Capital、WisdomTree、21Sharesなど複数の資産運用会社が、米証券取引委員会(SEC)にXRP現物ETFの申請を行っている。特にGrayscale(グレースケール)は既存のXRPトラスト(投資信託)をETFに転換する申請を行っている。
カナダの規制当局は、特に仮想通貨ETFに関して米国の規制当局よりも柔軟で確立された規制枠組みを有し、ETFの承認も迅速とされる。これがPurposeの目標達成を後押しする要因となっている。
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