暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ
前週比の騰落率(26日〜1土)
時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。
時価総額1位:ビットコイン(BTC)
ビットコイン価格は、27日に9万8,000ドル台に下落した後に、30日に10万5,000ドル台に上昇するなど大きく変動した。
価格を動かした大きな材料の1つは、中国発AIスタートアップDeepSeekの台頭とそれに伴う米株式市場の急落。DeepSeekが低コストで開発した高性能なAIサービスをリリースしたことは、米テック企業の数十億ドル規模の設備投資戦略に根本的な疑問を投げかけ、仮想通貨市場でもAI関連トークンが全面安となった。
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他にも大きな材料として、FOMC(米連邦公開市場委員会)の会合が挙げられる。政策金利が据え置かれたのは事前の予想通りだったが、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が会合後の記者会見で、リスク管理が適切に行われる限り銀行による仮想通貨関連サービスの提供を容認する姿勢を示したことが好感された。
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その他には、チェコの中銀、トランプ大統領のメディア企業など、組織がビットコインを保有しようとする動きも見られた。
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25/01/09
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25/01/02
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24/10/12
時価総額2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアムについては、トランプ一族が支援するDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」が、15億円相当のETHをさらに購入し、一番の保有トークンとして保有高を増やしたことが明らかになった。
その際、ワールド・リバティ・ファイナンシャルが600億円相当の仮想通貨を保有していることもわかっている。
関連:トランプ大統領のワールド・リバティ、15億円相当のイーサリアムを追加購入
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24/12/31
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24/12/03
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25/01/10
時価総額3位:XRP
XRPに関連するニュースでは、リップル社が27日に、米国のニューヨーク州とテキサス州で送金業のライセンスを取得したことを公表した。
両州は、銀行や仮想通貨企業がリアルタイムの国際送金手段を望んでおり強い需要があると説明。これから新しい顧客を取り込んだり、米国での雇用を増やしたりしていくとした。
関連:リップル社、ニューヨーク州とテキサス州で送金業ライセンスを取得
また、リップル社は28日、次世代の金融インフラを構築するOndoが発行するトークン「OUSG」を、XRPレジャー(XRPL)で提供することを発表した。
OUSGは米短期国債に投資できるRWA(現実資産)トークンで、機関投資家向けに提供されている。OndoはXRPL上でOUSGの取り扱いを今後開始して、機関レベルのプロダクトを拡張していくという。
関連:XRPL上でRWAの米国債に投資──リップル社、OndoのOUSGトークン提供を発表
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24/12/18
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24/12/04
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24/11/22
時価総額9位:エイダ(ADA)
カルダノ(ADA)を提供するカルダノは30日、「Plomin」アップグレードを実施し、完全な分散型ガバナンスに移行したと発表した。
Plominは、「完全なコミュニティ主導のガバナンスに向けた重要な一歩」とされている。今後、ADAの保有者は、パラメータの変更、資金の引き出し、アップグレード、ブロックチェーンの将来などについて投票できるようになる。
関連:仮想通貨カルダノ(ADA)が完全分散化へ Plominアップグレードを完了
時価総額76位:ジュピター(JUP)
ソラナ基盤の仮想通貨DEXアグリゲーター「Jupiter Exchange(ジュピター・エクスチェンジ)」は26日、手数料収入の50%を使用してガバナンストークンJUPを買い戻す計画を発表した。
発表を受けて、JUPは一時、0.9ドルから1.28ドルまで上昇。27日の記事執筆時時点では1.1ドル付近で推移していた。
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