ETHをパンプするためか
トランプ大統領の次男エリック・トランプ氏が、市場の反発を背景にイーサリアム(ETH)への投資を提唱。4日の発言で「ETHを追加するのに絶好のタイミングだと思う」と発言。投資家や市場関係者の間で議論が巻き起こっている。
同氏の支持的な見解には、ワールド・リバティ・ファイナンスが取引所へ大量のETH(73,784 ETH)を送金した背景があり、その発言の目的に疑問が浮上した格好だ。
ワールド・リバティ・ファイナンスは、財務管理と事業運営の一環として、4月未明に8つの銘柄で総額3億741万ドル(480億円)相当をCoinbasePrimeに移動した。大規模な資金移動が市場参加者の注目を集めた。
その直後、同プロジェクトは19,423のstETHをETHに還元し、さらに500万ドル相当のUSDCステーブルコインを使って1,826のETHを平均単価2,738ドルで購入する取引を実施。これらの動きは、イーサリアム市場における戦略的な資金運用の一端を示している。
現在、ワールド・リバティ・ファイナンスは、9つの既知のウォレットに分散して9,662万ドル(150億円)相当の各種銘柄を保有。担当者の発言と裏の大口資産の移動が、市場にバイアスリスクをもたらす可能性があると指摘される。
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ワールド・リバティのポートフォリオは1月19日から31日の間に2.4億ドル以上をETHなどの銘柄へ投資したにもかかわらず、直近の相場調整及び昨日の急落を受け一時20%以上の評価損を被っていた。
一方、今回の相場サイクルでは、ビットコインが数度ATH(史上最高値)を更新したにもかかわらず、イーサリアムの価格は依然として3,000ドル以下に留まり、対BTCでは2021年の低水準にまで下落している。
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